ブランディングより大切なもの

マクドナルドのCM。
違和感しか感じません。よね?
少し前には「バベポ!」「エグチ!」などとキャッチーなネーミングをラップ調でうたう意味不明CM。
次に子供の無邪気な可愛さ頼みのナゲットのCM。
バカリズムを起用したネーミング募集CM。
芸人の名前にかけたチキンチーズバーガーのCM。
どれも、あまりにも浅はか。
賞味期限切れや、床に落ちた食材を平気で使ってたという「罪の事実」を
「イメージ戦略」で、払拭しよう。
だったり、
「話題」になりそうなネーミングやキャンペーンで払拭しよう。。。。
そもそものCMの戦略の全てが浅はかだし、イメージアップを狙ってる感がビシビシ!と伝わってきて、見ててつらい。。ですよね。
そこじゃない。。ちゃんと根本的な問題を解決しろよ。。と。
私もブランディングに携わっており、日々商品企画・開発、デザイン戦略、撮影、販促計画などをおこなっていますが、クライアント様の業績アップを無視して、
与えられた予算で、それっぽく作るのは簡単です。
しかし、このマクドナルド程でないとしても、広告以前の商品自体に問題があるケースは少なくありませんし、私たち広告に携わる人間であれば、過去のトライアンドエラーから、そのことを即座に感じ取ることができるとおもいます。
その時に、目先の広告費に目が眩んで強行するか。
一旦立ち止まって、商品価値の向上への助言をするか。
正直悩むのもわかります。
ただ、
このマクドナルドのCMが証明するとおり、消費者は「本当の価値」を
ちゃんと見極めており、業績悪化を食い止められない状況に陥ってる。
これが現実です。
そしてこの先も、悪化するとおもいます。(このままでは)
ホームページ、パンフレット、DM、チラシ、CM、駅広告、看板、SNS、リスティング広告、SEO、、、、
広告の手段はたくさんあります。
しかし、
その前にちゃんと売るもの・広告するものの「価値」を冷静に、
客観的に見極めるることの方が何倍も大切で、
何十倍も効率的な業績アップの方法です。
それは、決して難しいことではなく、
自分自身が欲しいか。
自分の家族や友人に自信を持って勧められるのか。
ほんと、それだけだとおもいます。
私のはじめてのアルバイト先だったマクドナルド。
どうにか再建して欲しいとおもいます。