fusion graphicができるまで。

1979年 福岡県筑紫郡那珂川町に生まれる

幼い頃からカメラマンをしていた父に連れられ撮影に。

幼稚園の時には、同じ構図・同じ時間に取られた微妙に違う“波”の写真(ポジ)数百枚を並べられ、「どれがいい?」というざっくりとした父からの質問に、「これはこの波の形が勢いがあってかっこいい!」

とか「これは、ここに当たってる光が綺麗」と答えていたとのこと。

そんな環境に影響されデザイナーを志す。

福岡デザイン専門学校入学。中退。

パチンコ店(福岡・大分に14店舗展開するMJグループ)でアルバイト。1年後、目標金額に達したので辞めて復学しようとしたところに、企画広報部なる部署を設立するという話が!

設立メンバーは当時福岡のデザイン業界では有名だった福岡の老舗デザイン会社デザインQ出身デザイナー歴10年の男性と、東京の会社でのシステムエンジニア歴15年の男性と私の3人。2年で先輩方からデザインとwebの技術を学ぶ為に退職を思いとどまる。

仕事内容は、企画広報部という名前とはかけ離れており、ホームページ制作だけ。。

4ヶ月後。

公開とともに、リストラの脅威にさらされる。

まだまだ学び足りず、辞める訳にはいかない私は自ら仕事を作り出す。

ホームページに掲載する各店近隣の飲食店特集や、ホールで働く女性スタッフ特集などを企画しては、取材、撮影、編集してリリース。その後は反響をアンケートで聞き出し、調査してホームページ内容を改善という日々。

それを2~3年続けていると、今も筥崎宮近くの3号線沿いにあるMJアリーナ箱崎店や福岡空港近くにあるMJアリーナ空港店の店舗開発より、TV・ラジオCM、新聞、雑誌、フリーペーパー、駅・道路看板・店舗デザインなどの(折り込みチラシを除く)販促企画やデザイン全般を担当することに。

そこで実績を認められ広報企画室長に就任。当時24歳。 

当時の社内報に掲載した挨拶文の見出しは猿真似では無い唯一無二のブランディング(若干トゲのある表現が素敵です。)

企画室長になり、グループ14店舗のwebデザイン・テレビCMプレスリリース含めた各種媒体の出稿計画・マーケティング・店舗開発など、チラシ以外のブランディングデザインに関わる全てを統括。

メンバーも7名に増員。成長に貪欲な私は、パッケージデザイナー、DTPデザイナー(雑誌などのページもののデザイナー)イベントプランナーや、などと、普通のデザイン会社ではありえない多種多様なメンバーを採用し、沢山のスキルを吸収。

広告費は年商600億のパチンコチェーンなりの十分な予算があり、それを使って様々な広告戦略を実行し多くの失敗と成功を経験。

西日本広告社・西鉄エージェンシー・大広など、広告代理店との仕事では、会社ごとの企業秘密ともいえる企画・プレゼン手法を学ぶ。

このような充実した日々を過ごしていると当初1年で辞めようとしていたMJグループもあっという間に勤続7年、もうそろそろ転職したい想いが強くなっていました。

。。しかし、心残り1つだけありました。

それは「どうしてボロボロのネオンを作り変えないんですか?」

「なんで休憩所にマッサージチェアを置かないんですか?」

そんなホールスタッフから聞こえてくる沢山の不満を解消したい。大切な人生を捧げている仕事に共感して誇りを持って働いて欲しいという想いでした。

それらの主な要因は、頭の回転が異常に速い六大学出身の経営幹部の「言わずとも伝わる」という勘違いでした。私を含め社長と接する機会の多い幹部は、そのように“広告費や設備費を削減する理由”をなんとなく理解していました。

しかし現実は現場には全く伝わっておらず、スタッフの多くは「何を提案しても却下されるので言われた通りに働くだけ」といった状態になっていました。

どうしたら、社長の想いを社員に伝えられるのだろう??私は考えました。

「どうしてボロボロのネオンを作り変えないんですか?」「なんで休憩所にマッサージチェアを置かないんですか?」その答えは、会議の要所要所で頻繁に発せられる言葉にありました。

「お客様は博打をしに来ているんだ。」

この言葉にこそ、企業理念、企業の真価が秘められていたのです。

どのような時代の中でも小手先のサービスや流行に流されずに、本当に顧客が望むことだけに徹底的に答えるという、とても強力なメッセージであり「経営理念」だったのです。簡単に言えば、10000円投資して8000円還元する競合に対し8500円還元する。沢山還元することを追求するシンプルな経営です。

その不器用だけど本質を捉えている言葉に着目した私は「硬派な王道経営」いうキャッチコピーでMJグループの経営理念を表現しました。

そしてそれをTVCMに展開。

これが、福岡在住の方はきっとみたことがあるお笑い芸人“ヒロシ”を起用したテレビCMです。

MJグループの店長にヒロシの元相方がいて、何年も前から候補には挙がってはいたのですが、遂にここで起用させていただきました。

●MJです マッサージチェアは置きません くつろぐ隙を与えんとです

●MJです 流行の先端福岡市の中心にあるMJ天神店です でも ネオンが古いとです

と、こんな具合でスタッフの不満をそのままTVCMにしてみたのです。

硬派で不器用な経営で面白みは無いかもしれないけど、数字にシビアで無借金経営を基本とした経営を貫いている。だからこそ、競合が次々に店を閉鎖する中でも安定して経営を継続して従業員とその家族の生活を守っている。縁遠い経営の話が嫌いなホールスタッフでも、「不器用だけど嫌いじゃない。」「そんな経営もありかも。」そして、「パチンコ屋は博打をする場所。」そんな経営理念を顧客だけで無くスタッフに浸透させる為に。

CM公開から3ヶ月後、スタッフの目つきが変わり、不満を並べてたスタッフ達が経営を理解した提案をするようになっていました!CMだけでなく「硬派な王道」という経営理念を軸にした現場スタッフへの説明が身を結んだのだと思います。

どんな広告も綺麗な言葉を並べて都合よく表現することはとても簡単。しかしそんな偽りだらけの表現なんて何の意味も持たない。関わる全ての人の腑に落ちる広告こそが「猿真似では無い唯一無二のブランディング」の第一歩だということを痛感しました。

これを機に退職を決意。

数億円規模の広告予算があり、様々な権限もあり、給料も高い。そんなとても恵まれた環境ではあったのですが、儲かっている会社の仕事に充実感を感じられなくなっていました。

当時私が住んでいた天神今泉付近の飲食点や、アパレル店などが、新規オープンしては、半年・1年で消えていく。そんな店舗の多くは何年もかけてお金を貯めて夢を実現させたのだと思います。しかし、半年・1年後には消えていく。そんなお店を見るたびに切なくなりました。

そして同時に、予算は少なくてもちゃんと販促&ブランディングをすれば、潰れなくていいのに。。そんな心の呟きを繰り返すたびにもっともっと規模の小さな会社や店舗、広告は下手だけど、自分達の商品やサービスにプライドを持っている人の力になりたいという想いが大きくなっていました。

経営を理解した広告戦略。多種多様なデザインスキル。潤沢な広告予算で沢山の成功と失敗を経験して掴んだ費用対効果の高い広告のノウハウ。それらををスモールビジネスや中小企業に注入したいという明確な目標が定まりました。

そして、小さな事業に合わせた予算でそれらを実践するには、独立しかないという考えにたどり着きました。

ただし独立前に

●バラエティーに富んだ広告・デザイン経験を異業種で試す。

●撮影技術を学ぶ。

この2つは絶対に欠かせないと思いました。

私は、退社する1年前から憧れていた株式会社ケセラセラジャパン(現 株式会社あつまる)という広告代理店へ転職。

独立を目標にしていた私は、プロデューサー・ディレクターとして働きました。

ホームページ制作と広告コンサルティングに強みを持つ会社で、この会社の業務を簡単に表現すると「外部広報委員」これは、通常の広告代理店よりも更に深く社長の想いや会社の経営理念から、戦略、戦術までを深く理解して、広告予算を共有し、最適な広告戦略とデザインで経営をバックアップするという業務スタンスのことです。

前職の業務と重なる部分が多く経験を様々な業種で試したい。プロデューサーとして様々なカメラマンを起用して、それぞれの良いところを吸収したい私にとって絶好の会社だったと思います。

また、経営の神様故松下幸之助さんと並び称される生ける伝説 稲森和夫さん(日本の実業家。京セラ・第二電電創業者。公益財団法人稲盛財団理事長。日本航空名誉会長。)のフィロソフィー経営を色濃く実践しており、普遍的な経営のに触れることができました。

更に社員が自分の夢とそれを実現する為の具体的な施策をビジョンシートとしてまとめ、全社員に発表してお互いに助け合ったりと、独自に全従業員の物心両面の幸福を追求している取り組みのノウハウは私自身の人生における財産であり、fusion graphicがおこなっているブランディング、中でもインナーブランディング・チームビルディングの基となりました。

体系化されたデザイン業務、広告コンサル業務のノウハウは、これまで培ってきた多種多様な広告の「点」の経験を「線」のノウハウに変換することができました。

退職後、フォトグラファーとして老舗カメラ事務所に所属した後、スモールビジネスや中小企業をターゲットにプランニング、撮影、デザインまでを一気通貫でおこない、ブレないブランディングを行なうデザイン事務所を開業。

多様な広告スキルを融合させる。

自分事としてクライアントと接する。

そんな想いを込めて屋号をfusion graphicとしました。

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